« 新都知事の舛添氏、初登庁 | トップページ | 日本将棋連盟 »

2014年2月13日 (木)

アンドロイド:2013年世界シェア78% 新興国で普及

世界のスマートフォン(スマホ)市場で米グーグルが提供する基本ソフト(OS)「アンドロイド」の勢いが増している。米IDCによると、2013年にアンドロイドを搭載したスマホのシェアは8割に迫った。アプリ(応用ソフト)やコンテンツの提供企業は強いOSを優先する傾向が強く、ライバルは対応を迫られそうだ。
IDCの2月12日の発表によると、13年のアンドロイドの世界シェアは前年比9.6ポイント増の78.6%に達した。米アップルの「iOS」は同3.5ポイント減の15.2%。2社を合計すると93.8%となり、「2強」の寡占傾向が一段と強まっている。マイクロソフト(MS)の「ウィンドウズフォン」は3.3%、カナダのブラックベリーは1.9%にとどまった。
インターネット広告で圧倒的な強さを誇るグーグルはスマホメーカーにアンドロイドを無償で提供。消費者がネット広告を視聴する機会を増やすとともに、アプリやコンテンツの販売を拡大してきた。最大のライバルであるアップルは日米でそれぞれ40%程度のシェアを持つが、中国など新興国のスマホ普及がアンドロイドの追い風になっている。
ウィンドウズフォンは欧州の一部でシェアが2ケタに達した。それでも世界全体では2強との差が開いているのが実情だ。MSは事業テコ入れのためにウィンドウズフォンを採用するフィンランドのノキアから端末事業を近く買収することで基本合意している。ただスマホの生産量は部品の調達コストに直結するため、ノキアは量の確保に向けてアンドロイドを採用するとの観測も出ている。
スマホのOSでは韓国サムスン電子や半導体最大手の米インテル、NTTドコモなどが「TIZEN(タイゼン)」の開発を進めてきたが、ドコモは1月に対応製品の発売を当面見送ると発表した。2強の独走状態が強まるとアプリやコンテンツの確保が一段と難しくなり、「第三のOS」も戦略の大幅な見直しを迫られる可能性がある。(日本経済新聞:2月13日)


スマートフォンの状況を整理してみる。


IDCなどの調査会社が発表した過去のスマートフォンの出荷台数をOSで分類して推移をまとめることにする。単位は100万台である。同時に市場シェアの推移もまとめた。結果を下に示す。

■ スマートフォンOS別の出荷台数推移 (単位:百万台)
   OS名      2013     2012    2011    2010    2009
  Android       787      497    244     67      7
  iOS         153      136     93     47     25
  BlackBerry     19      33      51     47     34
  Symbian        2      24     82     112     81
  Windows Phone  34      18      9      12     15
  その他        8      15     16      11     10
  合計       1,003     722     495    297     172

■ スマートフォンOS別の出荷シェア推移
   OS名      2013    2012    2011    2010    2009
  Android       78%     69%     49%     23%      4%
  iOS         15%     19%     19%     16%      14%
  BlackBerry     2%     4%     10%     16%      20%
  Symbian       0%     3%      16%     38%     47%
  Windows Phone  3%     2%      2%      4%      9%
  その他       1%      2%      3%      4%      6%
  合計       100%    100%    100%    100%    100%

世界の携帯電話の契約数は、2010年に60億件を超えたという報道があったと記憶する。5年間で機種変更をすると仮定すれば、毎年10億台が売れることになる。販売の中心がスマートフォンに移っている状況では、このほとんどがスマートフォンと考えて良い。2013年の実績はほぼこの状況に入ったと言って良さそうである。前年比100%増という結果が何年も続けば、本体を構成する部品価格のコストダウンも進むし、ソフトウェア開発環境も整うことになる。台数からすると成長が鈍るのは必然だろうが、成長が止まる理由は見いだせない。これは、従来型の携帯電話の成長時にも考えられたことなので、新たな技術が導入されたり、生活の変化があれば方向は急に変わるものだから、あてになる話ではない。
さて、OSシェアの話にもどる。販売台数を眺めると、スマートフォンでは時流に乗ったAndroidと、乗り損ねたBlackBerryで大きな差になって表れている。2009年頃にスマートフォンがこれほど急成長するとは思っていなかっただろう。もちろん、そう考えていた人もいるだろうし、そうしようとした人、会社もあっただろう。BlackBerryのようなアプローチは企業で仕事関係で使うユーザと、システムの管理者からすれば歓迎する手法であっただろうから、初期の段階で堅実に成長していった。しかし、AppleのiPhoneに注目が集まると市場での地位を奪われた。企業のメールサーバにいろいろなデバイスが外部接続する状態というのは、システム管理者からすれば何が起きるか分からないという不安があるものだと想像する。この管理者には、利用者が使いたがらない端末を推奨する力は会社の中でないのだろうから仕方がない。BlackBerryがシステム管理者に優しいかといえば、そんな単純な話ではないのだろうが、端末機種が限定されるのはひとまず安心できる材料ではある。自由競争は限定する方向に進んだ後に拡散する仕組みであるから、Androidで安心していられたとしても長くは続かないということになる。
インテル、NTTドコモなどのTIZENは、ことここに進んでは、プログラムの中止というのが現実的なのではないだろうか。似ていて少し違うというのを売るというのができるのは、本当の商売人である。ただし、この手の商売人はマジョリティーにならないことに決まっているから、天才的な商売人がこのグループに居ても、その先に明るい未来を描くのは難しそうである。


いつでも端末を触っていないと安心できない人に、医師は何か新しい病名を付けるかもしれない。

« 新都知事の舛添氏、初登庁 | トップページ | 日本将棋連盟 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 新都知事の舛添氏、初登庁 | トップページ | 日本将棋連盟 »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ