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2014年1月14日 (火)

細川氏「都知事選に出馬する」 小泉氏が支援

小泉純一郎元首相は1月14日午後、東京都知事選( 23日告示、2月9日投開票)への出馬をめざす細川護熙元首相と都内で会談後、記者団に「積極的に頑張る。細川氏を応援する最大の理由は、原発がなくても日本は発展できるということだ」と述べ、細川氏を支援する意向を明らかにした。 細川氏も記者団に「立候補する決断をした」と語り、出馬を正式に表明した。(日本経済新聞:1月4日)


政治家の発言から見えてくるものを考える。


都知事選立候補者に対する政治家のコメントを拾って、何を思うのかを想像してみる。

■ 甘利明経済財政担当相(1月10日:記者会見)
  「安定的で安全なエネルギーの供給を確保することが政治の責務だ」
  「エネルギー政策は国策として国民益を考えながら取り組んでいかなければならない」
  都知事選での原発の争点化は適切ではないとの考えを示した。
 
 
原発関係の話題は選挙で不利に働くので話したくない。せっかく選挙で勝って、自由に活動できる状況があるのに、地方選挙で原発の話をほだてられたくない。いつやるかというと、いかなければならないと考える時期に行うので、いつだか分からないし、やらないかもしれない。どちらだと問われれば、やらないということである。事情が変わることがあるから確定させはしない。しかし、経済優先で動いているのだから黙っていろということである。

■ 安倍晋三首相(1月13日:モザンビーク記者会見)
  都知事の課題として挙げたのは以下の通り。
  ・ 待機児童の解消
  ・ 高齢者受け入れ施設の整備
  ・ 2020年の東京五輪
  ・ 首都直下型地震への対応
  いろいろな課題もバランスよく議論されるべきだ。
  エネルギー政策は東京だけでなく国民みんなの課題であると述べる一方で、都民の関心が高まることは良いことだとした。
 

人気が高いことがあるので、ごたごたうるさいことにしたくない。東京都がやることは、東京都で閉じる程度の小さなことと、国と協議して、しかも、国の指導に従ってする大きなことのどちらかであるべきだ。国の指示に従わない大きなことを地方が行うことは許されない。バランス良くというのは、東京都が突出した仕事などするなということだ。

■ 菅義偉官房長官(1月14日:記者会見)
  原発は国全体で取り組むべきであり、東京都だけで決める政策課題ではない。
  争点として、少子高齢化、待機児童問題、介護を含む社会保障政策、2020年東京オリンピックの国際都市作りがある。
  あとは都民がどう判断するかだ。

首相とのすり合わせは済んでいる。余計なことを言っては誰の為にもならない。女房役の官房長官から、首相に都合の悪い話が出ることはない。

■ 橋下徹 日本維新の会共同代表(1月7日:記者会見)
  日本維新の会の石原慎太郎共同代表が、東京都知事選で元航空幕僚長の田母神俊雄氏を支援する意向について。
  維新としては自主投票とする方向である。
  石原は個人的に支援するということだった。平沼赳夫国会議員団代表もたぶん推薦人に名を連ねるのではないか。
  橋下氏自身は田母神が日本による侵略戦争を否定していることを「相いれないところだ」とした。
  維新は基本的には政治活動は自由。政党としてどうのこうのというのはない。
  石原らの行動を容認するが党としては支援しない。都知事選候補者探しは、もうしない、関与したい人が関与すればいい。
   

石原の子守りは飽きた。勝手にすればよい。老人達の国粋主義には付き合いきれない。維新が自主投票を決めてしまって、東国原が出馬すれば支援する者も出るし、宇都宮の応援をしても処分はできない。党で議員を辞職した者や、共産党の支持を得ている候補を応援するような党では、この党は終わっているということだ。古いしきたりに従えばやらないことだろうが、古いしきたりがどれほどこの国の政治を停滞させたかを考えればよい。

政治家の発言の傾向は、自分に都合が良いか悪いかの評価軸で成り立っているようである。上に書いたのは勝手な想像ではあるが、全く違うという話でもないだろう。自分の都合の身を主張しながら、国民の利益を考えているポーズをとるというのは醜い。自分自身の政治信条を主張して選挙を戦うのは当然の話で、心情から離れた部分について揺らぎがあるのは致し方ないと理解する。しかし、揺らぎを政治信条と接している部分からあるようではいかんともし難い。昔の利益誘導型の土建屋政治家と違いはない。つまり、この国の政治というのは利益誘導型の乗っかているものが変わっただけで、欲望のアクセルを全開にしているということでは違いはない。欲望を隠そうとする結果、揺らいで矛盾が生じるのである。
原発のあり方について特定の意見を持てないでいる。現状で稼働するのは無理がありそうだが、未来永劫採用しないというのも極端すぎると感じる。しかし、原発を動かすことを決めているのに表面上議論しないで、廃止を叫ぶ側を経済的な影響を考慮していないと批判するだけでは不誠実な対応である。この不誠実な対応だけで政治家として万死に値すると考える。


田母神の核武装の話は理解できなかった。二流軍人の主張は難解である。

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