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2014年1月10日 (金)

経団連次期会長に東レ・榊原会長 人事固める

経団連は、米倉弘昌会長(76)の後任に、元副会長で繊維大手・東レ会長の榊原定征(70)をあてる人事を決めた。会長ポストは副会長ら現役幹部から選ぶのが慣例で、13代目で初めてOBを起用する。6月の総会で正式に就任する。東レ出身者が会長に就くのは初めて。
1月14日の会長・副会長会議を経て公表する。任期は2期4年。住友化学会長の米倉氏に続き、2代続けて化学会社のトップが会長を務めることになる。
米倉氏は次期会長について、製造業のトップを務める経団連の現役幹部から選ぶ考えを表明し、副会長を務める日立製作所の川村隆会長(74)に就任を打診した。だが、高齢などを理由に川村氏に固辞され、人選は難航していた。(朝日新聞:1月10日)


経団連について考える。


経団連の人事など縁も所縁もない世界の話ではある。しかし、無関係と思ったところに不思議と人生に影響があったりするものであると考えて、こんな団体の人事がどうやって決まるかを想像してみる。
米倉後に候補になっていた人と過去の会長の所属会社を上げてみる。

■ 経団連の会長候補と噂された人と、所属会社
   氏名       会社     肩書き    売上高
  川村隆      日立製作所  会長    9兆0,410億円
  坂根正弘    コマツ     会長    1兆8,849億円
  佐々木則夫   東芝      副会長   5兆8,002億円
  大宮英明    三菱重工業  会長    2兆8,178億円
  友野宏      新日鐵住金  社長    4兆3,899億円
  小島順彦    三菱商事   会長    20兆2,071億円
  榊原定征    東レ       会長    1兆5,922億円
  ------------------------------------------------
  米倉弘昌    住友化学   会長    1兆9,524億円
  御手洗冨士夫 キヤノン     会長    3兆4,797億円
  奥田碩      トヨタ      会長    22兆0,641億円

3兆円の売上高があれば候補になって不足はないようだ。国内企業の売上高を確認してみた。3兆円を超える売上高の会社が33社あった。業種を分けて下に示す。

■ 2013/9/13時点の売上高ランキング
  順位    会社名     売上高(百万円)
  ----------------製造----------------------
   1     トヨタ      22,064,192
   4     JX       11,219,474
   8     ホンダ      9,877,947
   9     日産自      9,629,574
  10     日立       9,041,071
  12     パナソニック  7,303,045
  13     ソニー      6,800,851
  16     東芝       5,800,281
  20     新日鉄住金  4,389,922
  21     富士通     4,381,728
  22     出光興産    4,374,696
  25     デンソー     3,580,923
  26     三菱電      3,567,184
  27     キヤノン     3,479,788
  29     JFE       3,189,196
  30     コスモ石     3,166,689
  31     三菱ケミHD  3,088,577
  32     NEC       3,071,609
  33     ブリヂストン   3,039,738
  --------------商社・小売--------------------
   2     三菱商     20,207,183
   3     伊藤忠     12,551,557
   6     丸紅       10,509,088
   7     三井物     10,049,637
  11     住友商      7,502,724
  14     豊田通商    6,304,354
  17     イオン      5,685,303
  18     セブン&アイ  4,991,642
  23     双日        3,934,456
  ----------------通信----------------------
   5     NTT      10,700,740
  19     NTTドコモ    4,470,122
  28     ソフトバンク   3,378,365
  24     KDDI      3,662,288
  -----------------電気---------------------
  15     東電       5,976,239

総合商社を売上高で製造業と比較するのは意味がない話だとは思うが、経団連の会長候補の話であるからこの程度の比較で良いのだろう。米倉は次期会長もメーカからと考えていたようなので、商社・小売や通信は対象にならない。そもそも東京電力では問題があるだろうからこれもない。NTTは法律で制限のある会社であるから経団連の会長のポストは似つかわしくないだろう。
経団連の会長は、出身母体の社長または会長というのが不文律となっているようだ。社長にこのような活動をされたら困るという会社はそもそも会長職の候補にならない。出せる規模の会社というのが、売上高3兆円というレベルなのだろう。
候補者を準に見ていくと、日立の川村は相談役に退くことが決まっているので対象外になる。経団連の会長など引き受けたくないというのが退く理由にも思えるが、高齢だけを理由にすれば角も立つだろうから言い訳を加えたのかもしれない。
コマツの坂根は会社の規模が小さいことが理由になっていたが、それなら米倉だった相応しくない。おまけにこっちには財閥系の名の入った企業である。コマツの方がそれがないだけ適するように思うが、このような職を引き受ける企業風土が出来ていないようだ。こっちも相談役になってしまった。
東芝佐々木は副会長なので不文律に触れる。新日鐵住金の友野は、同社OBの三村明夫相談役が昨年11月に日本商工会議所の会頭になっている。複数の団体トップを同じ出身母体というのはまずかろう。ということで、東レの榊原にたどり着くが、これとて問題が無い訳ではない。次期会長というのは、現在の副会長の中から選ばれるのが慣例のようである。榊原は前副会長であるので現職でない。経団連はその程度の扱いをされる団体になってしまったというのが、今回の人事で見えてきたことなのだろう。
そんなことなら、やる気満々の三菱商事でも良かったのではないかと思う。もしかすると、商社はそこに狙いを定めていたのかもしれない。それでも選ばれないとなると、その席にtたどり着くのは何時の日なのだろうか。

東京電力が候補になれば、経団連の政治資金は福島に向かうというのは悪い冗句か。

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