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2013年12月19日 (木)

マクドナルド、経常益58%減の100億円 13年12月期

日本マクドナルドホールディングスの業績悪化に歯止めがかからない。12月19日、2013年12月期の連結経常利益が前期比58%減の100億円になる見通しと発表した。従来予想を95億円下回る。8月、中核事業会社の社長にカナダ出身のサラ・カサノバ氏を起用したが有効策はまだ打ち出せず、コンビニエンスストアとの競合で客離れが進んでいる。今期の下方修正は8月に続き2回目。2期連続で減益となる。
最大の要因が客離れで、今期の既存店売上高は約6%減る見通し。値下げキャンペーン抑制などで客数が大幅に減少。今夏には1個500円台の高級バーガーなどを発売したが不発だった。不採算店など110店を戦略的に閉めることで、連結売上高は2,600億円と前期から12%減る。
カサノバ新社長は、10月に冬季限定デザートを投入、11月には人気商品の「チキンフィレオ」を刷新するなど、テコ入れを進めている。だが、10、11月の既存店の客数は前年同月より約14%減と大きく落ち込んだ。
19日会見した今村朗執行役員は「これらの新商品は好評だが、消費者の中食シフトなどが響いている」と話す。特に、コンビニがコーヒーやチキンなど店内調理する食品を強化して売り上げを拡大していることが一因との見方がある。業績下方修正は、来期に向けてコストを前倒しで計上した面もある。店舗改装などの投資が経常利益を約15億円押し下げるほか、来期の店舗閉鎖に伴う関連損失の引当金を今期に計上し約8億円の減益要因となる。同社は25日、来年に投入する商品の説明会を開く。ただ新商品だけで客数が戻るかは不透明で、野村証券の繁村京一郎エグゼクティブ・ディレクターは「価格体系の見直しなど抜本的な打開策が必要」と話す。(日本経済新聞:12月19日)


マクドナルドについて考える。


日本マクドナルドホールディングスの業績推移を確認した。今回発表された2013年12月期予測を加えて、店舗数を合わせて下に示す。

■ 日本マクドナルドホールディングス業績推移 (単位:百万円)
決算期    2013(予)  2012    2011    2010    2009   2008    2007    2006
売上高    260,000  294,710  302,339  323,799   362,312  406,373  395,061  355,696
営業利益   11,500   24,780   28,182   28,135   24,230  19,543   16,733   16,733
経常利益   10,000   23,770   27,612   27,161   23,252  18,239   15,616   5,708
営業利益率   4.4%     8.4%     9.3%     8.7%    6.7%    4.8%    4.2%    4.7%
直営店舗数   ―    1,105    1,269    1,337    1,705    2,166    2,674   2,832
FC店舗数    ―     2,175    2,029    1,965   2,010    1,588    1,072    996
総店舗数     ―     3,280    3,298    3,302   3,715    3,754    3,746   3,828

売上高は2008年以降減少を続けている。営業利益も2011年から連続して減少となっているから深刻である。ハンバーガーショップはハンバーガーを売るよりコヒーを売る方が儲かるという構造だと聞く。コンビニエンスストアで展開されているコヒー販売の影響は、マクドナルドのような店にもっとも大きな影響が出ているのかもしれない。
セブンイレブンのいれたてコーヒーの年間販売目標を4億5,000万杯と五月に上方修正している。マクドナルドが年間3億杯と言われるから、セブンイレブンがトップということになる。サークルKサンクスが2012年8月までに全6,300店にコーヒーマシンを導入し、ローソン、ファミリーマート、ミニストップを加えた5社のいれたてコーヒー導入店は2014年2月末で4万3,000店と1年前の3倍に増えるという。マクドナルドで休んでいるサラリーマンを見かけたが、これがコンビニエンスストアに動くと無視できない影響が出るのだろう。
不採算店を閉める計画というが、2009年以降総店舗数は減少している。この間、直営店の減少が顕著で、FCはむしろ増加していることからすると、直営店をFCのオーナーに売却することを進めていたと推定する。直営店であるかFCであるかは利用者には関係の無いことであるのが、このような店の特徴ではある。いっそ直営店を1/10に絞ってしまって、その店には特徴的な運営をした方が良さそうに思うが、千店舗を処理するとなると容易ではないのだろう。
コンビニエンスストアのコーヒーについてはもう少し状況が明らかになった段階で改めて考えてみようと思う。


食事と餌の違いはどこにあるのか。外食するなら食事であって欲しい。餌を取るのは嫌だ。

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