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2013年11月20日 (水)

コンビニ売上高4カ月連続減=10月

日本フランチャイズチェーン協会が11月20日発表した10月のコンビニ売上高(既存店ベース)は、前年同月比0.8%減の7,264億円と4カ月連続で前年実績を下回った。台風や大雨の影響で来店客数が減少。たばこの購入者減に加え、おにぎりや弁当なども一部で伸び悩んだ。(時事通信:11月20日)


コンビニエンスストアの話題を扱う。


日本フランチャイズチェーン協会の発表している月度統計を、三年前まで振り返ってみることにする。2010年10月から2013年10月の売上高、店舗数、来客数の推移を下に示す。

■ コンビニエンスストア月度統計 (単位:売上・百万円、店舗・店、来客数・千人)
           《    店舗売上高(税別)  》 《 店舗数 》 《      来店客数     》
    月       全店ベース  既存店ベース 全店ベース  全店ベース    既存店ベース
  2013年10月    800,629    726,401    48,908    1,343,209    1,237,783
  2013年09月    786,281    713,779    48,742    1,315,021    1,212,439
  2013年08月    859,061    778,923    48,764    1,414,031    1,301,856
  2013年07月    856,063    777,052    48,293    1,430,709    1,319,422
  2013年06月    785,754    713,997    48,057    1,312,374    1,208,348
  2013年05月    785,526    713,094    47,935    1,323,512    1,218,787
  2013年04月    741,461    673,014    47,703    1,235,336    1,137,460
  2013年03月    771,926    700,336    47,510    1,261,194    1,161,278
  2013年02月    669,588    608,103    47,345    1,089,579    1,006,417
  2013年01月    718,029    653,425    46,963    1,148,394    1,058,461
  2012年12月    795,474    724,874    46,905    1,241,453    1,146,711
  2012年11月    737,190    671,348    46,688    1,231,123    1,136,416
  2012年10月    767,495    732,556    46,365    1,296,802    1,256,148
  2012年09月    759,865    725,671    46,185    1,301,557    1,234,775
  2012年08月    826,038    789,596    46,134    1,361,529    1,318,682
  2012年07月    818,165    783,080    45,671    1,357,444    1,318,890
  2012年06月    744,761    713,120    45,429    1,250,046    1,213,566
  2012年05月    754,411    721,601    45,307    1,265,910    1,228,810
  2012年04月    723,452    690,983    45,012    1,193,574    1,156,863
  2012年03月    734,678    702,822    44,814    1,195,643    1,165,048
  2012年02月    675,575    638,311    44,791    1,087,697    1,052,519
  2012年01月    689,785    659,378    44,520    1,112,233    1,078,605
  2011年12月    771,301    739,946    44,397    1,210,735    1,165,602
  2011年11月    722,529    688,793    44,244    1,202,847    1,161,855
  2011年10月    749,682    687,790    44,062    1,252,826    1,161,236
  2011年09月    737,356    704,927    43,915    1,226,943    1,188,288
  2011年08月    798,911    762,536    43,872    1,304,881    1,262,006
  2011年07月    807,945    770,276    43,495    1,330,669    1,286,033
  2011年06月    730,419    696,102    43,287    1,230,390    1,174,743
  2011年05月    708,379    674,734    43,238    1,193,431    1,150,596
  2011年04月    652,326    621,253    43,122    1,123,740    1,082,186
  2011年03月    699,803    664,520    43,093    1,120,309    1,076,204
  2011年02月    616,165    587,196    43,162    1,021,839     980,689
  2011年01月    652,349    620,980    42,876    1,067,899    1,030,619
  2010年12月    719,152    679,085    43,372    1,168,469    1,113,040
  2010年11月    654,259    616,323    43,291    1,149,523    1,091,818
  2010年10月    642,993    602,556    43,268    1,150,629    1,093,083

小売りでは季節変動する商品もあることから、前月との比較は意味の無い場合があることに注意を要するが、報道の売り上げが落ちている印象が無い。記事を再度確認すると既存店での比較とある。既存店の比較というのは、新規店の出店による影響が数字に表れない工夫である。これは店舗数の少ない場合には既存店での比較が妥当だろうが、店舗数が多くなった状況では全店での比較で良いように感じる。そこで、前年当月比較の推移を確認してみた。結果を下に示す。

■ コンビニエンスストア売上高前年当月比較推移
    月     全店ベース 既存店ベース 全店・店舗当り
  2013年10月   104.3%     99.2%     98.9%
  2013年09月   103.5%     98.4%     98.0%
  2013年08月   104.0%     98.6%     98.4%
  2013年07月   104.6%     99.2%     99.0%
  2013年06月   105.5%    100.1%     99.7%
  2013年05月   104.1%     98.8%     98.4%
  2013年04月   102.5%     97.4%     96.7%
  2013年03月   105.1%     99.6%     99.1%
  2013年02月    99.1%      95.3%     93.8%
  2013年01月   104.1%     99.1%     98.7%
  2012年12月   103.1%     98.0%     97.6%
  2012年11月   102.0%     97.5%     96.7%
  2012年10月   102.4%    106.5%     97.3%
  2012年09月   103.1%    102.9%     98.0%
  2012年08月   103.4%    103.5%     98.3%
  2012年07月   101.3%    101.7%     96.4%
  2012年06月   102.0%    102.4%     97.2%
  2012年05月   106.5%    106.9%    101.6%
  2012年04月   110.9%    111.2%    106.2%
  2012年03月   105.0%    105.8%    101.8%
  2012年02月   109.6%    108.7%    105.7%
  2012年01月   105.7%    106.2%    101.8%
  2011年12月   107.3%    109.0%    104.8%
  2011年11月   110.4%    111.8%    108.1%
  2011年10月   116.6%    114.1%    114.5%

全店ベースでみると増加しているのが分かる。記事にある既存店ベースでは4カ月連続で減少で、若干のプラスであった2013年6月を含めてしまえば、2012年11月以降減少傾向が続いている。そこで、右に加えたのが、全店ベースの売上を店舗平均として前年比を計算したものである。これによれば2012年6月以降減少傾向にある。このような結果になった理由は、店舗数が増加していることが要因のようである。6月度の統計の比較で、店舗数は2011年が43,287、2012年が45,429(105%)、2013年が48,057(106%) と連続して増加している。商品、サービスの見直しにより、飽和状態と見られた都市部でも新規出店が見られるし、地方での店舗開発が盛んであることが表れているものと思われる。
既存店の売上が減少しているという記事では、コンビニエンスストア業界が低調な印象であるが、出店の多さからするとそうばかりとは言えない。もう少し解説があって欲しいと感じた。なお、売上構成は、日配食品35%、加工食品27%、非食品33%、サービス5%となってきてこの期間での大きな変化はなかった。非食品が若干減少しているのは、タバコの値上げの影響が出ている可能性はある。


小さな記事ほど注意深く扱って欲しいと思うが、大きな記事を大胆に書くのは勇気が必要か。

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