« 中華料理店経営者を射殺、死刑囚の死刑執行 | トップページ | 横田基地を国際空港に 東京五輪のインフラ整備 »

2013年9月13日 (金)

覚醒剤所持:岡崎聡子容疑者を現行犯逮捕

警視庁は9月13日、元五輪女子体操選手の岡崎聡子容疑者を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕したと発表した。同庁によると「全く知らない」と否認しているという。岡崎容疑者は同法違反罪で計5回の有罪判決を受けている。
逮捕容疑は6日午前10時ごろ、同居する無職、小竹龍也容疑者(50)=同容疑で逮捕=と自宅アパートで覚醒剤を所持したとしている。同庁によると、テーブルの上にあったストローに微量の覚醒剤が付着していた。 (毎日新聞:9月13日)

覚醒剤使用の再犯率は高いのだが、有名人でこれほど繰り返す者は他にない。再犯について考える。


岡崎聡子の過去の犯歴について確認する。

▲1回目 (地下鉄サリン事件などに伴う都内の一斉交通検問)
1995年4月29日 大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕、覚醒剤取締法違反(使用)
⇒ 懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月) [1995年7月14日:東京地裁]

▲2回目 (飲酒運転取り締まりの検問)
1995年8月3日 覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで高島平署に現行犯逮捕
⇒ 懲役1年6月(求刑2年)

▲3回目
1999年
⇒ 懲役1年8月

▲4回目
2005年7月27日 新宿のマンションで、パケ入りの覚醒剤、約2.7gを所持
⇒ 懲役2年6月

▲5回目
2009年2月16日 東京都中野区新井の路上で運転する乗用車の後部座席のすき間に、覚醒剤が入った小ポリ袋8個を所持
⇒ 懲役3年

2013年2月15日 午前3時頃、新宿区百人町の路上で警察官に職務質問され、尿検査で覚醒剤の陽性反応が出て逮捕
⇒ 勾留満期の3月7日に処分保留で釈放

▲6回目 [今回]
2013年9月6日


18年余りの期間の中で、懲役刑の合計が8年4月ある。これだけの期間覚醒剤と縁が切れていないことからすると、常習性が高いことが推定できる。もしかすると、覚醒剤の使用に管理された考え方があるのかもしれない。薬物の長期の継続使用では、多くの場合に死亡するか、人格が壊れることになるようだ。岡崎の場合には、出所すると比較的短い時間で逮捕されているようだから、酷い状態に陥らずにすんでいるのかもしれない。子供の頃は日本のトップクラスの体操の選手であったことを考えれば、体力的に薬物に耐えられる能力が一般の人より優っているのかもしれない。
疑わしい話ではあるが、岡崎に刑務所内でいっしょになった元受刑者によると、岡崎は出所したらまた覚醒剤をやると言っていたという。また、組長しか相手にしないとも話しているそうだから、質の悪い覚醒剤の使用をしていないのかもしれない。質の悪いというのは、不純物が少ないという意味で、性質の良い覚醒剤などというものはない。
覚醒剤の使用での判決は、初犯が懲役1年6カ月+執行猶予3年、二回目は懲役1年6カ月の実刑、以降、常習性が認められると懲役3年というのが相場のようである。岡崎もこの線に乗っている。使用の場合には10年以下の懲役であるので、この位に収まってしまう。もし営利目的で大量の覚醒剤を持っていたりすれば、無期または3年以上の懲役が法定刑になっているのでもう少し重くなる。岡崎は逮捕されることを考慮して、大量には保持しないことにしているのではないかとも思えるが、その都度買っているだけの単純な話かもしれない。今回逮捕されている同居人は指定暴力団関係者とのことであるので、こちらが営利目的の仕事をしていたのなら少し事情が変わるかもしれない。少量の覚醒剤の使用の痕跡があっただけでは、今年2月の逮捕時と同じように処分保留になる可能性もある。指定暴力団関係者といっしょであれば、警察の面子が潰れないように何としてでも起訴したいところだろう。

この元体操選手でタレントの覚醒剤使用の逮捕など取り扱う種類の事件ではないとも考えた。しかし、覚醒剤犯罪の再犯率は非常に高く六割を超える。まして、岡崎のように繰り返し逮捕起訴されている者は、再び同じ犯罪に手を染めるのだろう。同じ犯罪をするだけならまだよいのだが、薬物中毒による症状によって他人を傷つける行為に走らないとも限らない。服役中は規則正しい生活と適切な栄養管理、必要なら治療も受けられるだろうから、健康な状態に近付くことだろう。しかし、出所すれば以前販売していた関係者が寄ってきて元の木阿弥になることが多いというのがこの犯罪の特徴である。過去の交友関係を切ることが更生への第一歩といわれるが、これが最も高いハードルなのだと思う。売る方は上得意を逃したくないと思っているのだから、売る側を検挙しなければ何も変わらない。
罰則を強化する主張も聞くが、懲役三年でも再犯はする。これを五年にしても変わらないかもしれない。部分で解決する問題ではなく、総合的な取り組みが求められる。犯罪者の更生を刑務所内に限定してしまっては限界があるだろう。出所後にどのような更生方法があるかを考えなければならない。保護司の人に話を聞くと、薬物犯罪に関係した人は誰よりも薬物の怖さを理解しているという。しかし、それでも犯罪に走る。単純な答はないが、単純な作業を積み上げる方法しか答がないというのも事実であろう。


処分保留になるかもしれないと感じている。しかし、また捕まるだろうとも思っている。

« 中華料理店経営者を射殺、死刑囚の死刑執行 | トップページ | 横田基地を国際空港に 東京五輪のインフラ整備 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 中華料理店経営者を射殺、死刑囚の死刑執行 | トップページ | 横田基地を国際空港に 東京五輪のインフラ整備 »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ