« 麻生財務相、ナチス発言を撤回 | トップページ | 芸能人の覚醒剤使用報道 »

2013年8月 2日 (金)

追突され、家族3人死亡-愛知・伊勢湾岸道

7月26日午前4時50分ごろ、愛知県飛島村の伊勢湾岸自動車道下り線で、乗用車に大型トラックが追突した。乗用車の家族4人が病院に搬送され、運転していた東京都調布市、会社員と、後部座席のチャイルドシートにいた長男(2)、長女(3カ月)の3人が死亡した。助手席の妻(30)は軽傷で命に別条はないという。
県警高速道路交通警察隊によると、現場は見通しのいい片側3車線の直線で、何らかの原因で真ん中の車線に止まった乗用車に、トラックが追突したとみられる。(時事通信:2013/07/26)

軽傷を負った妻(30)が「自分が運転中に車が止まってしまい、夫と交代しようとした直後にトラックに追突された」と話していることが27日、捜査関係者への取材で分かった。県警高速道路交通警察隊によると、乗用車は東京都調布市のレンタカー店で借りたといい、止まった原因を調べるため、整備状況などを確認する。(時事通信:2013/07/28)

愛知県飛島村の伊勢湾岸自動車道で26日、停止中の乗用車に大型トラックが追突し、乗用車の父子3人が死亡した事故で、同県警は停止した原因を特定するため、国土交通省と合同で調査を行う方針を固めた。県警によると、乗用車はレンタカーで、家族4人が乗車。3車線の中央付近で停止していたところを追突された。妻は「アクセルを踏んでも進まなくなった。夫と運転を代わろうとしていて追突された」と説明しているという。レンタカー会社によると、乗用車は昨年8月に新車登録。「定期点検や直前の点検でも問題はなかった」と話している。県警は国交省と合同で、車両の不具合がなかったかも調べる。(読売新聞:2013年7月31日)


事故に関連した報道を記した。事故と車のリコールについて考える。


報道とテレビの情報を総合すると、当該の自動車は、日産のティーダで、2012年8月登録のレンタカーである。東京都調布市より愛知県に向かっていて、車が停止してしまったので、夫が妻から運転を替ったことろに後方からトラックに追突されたというものである。
国交省が出てきているのは、ティーダの過去リコールが影響していると思われる。日産ホームページのリコール関連情報から、ティーダの表記のあるものは下記の4件であった。

■ 日産ティーダの関連するリコール
    開始日       対象                  懸念される不具合
  2010/02/25 ティーダなど9車種のリコール    走行中にエンストして再始動出来なくなるおそれ
  2009/09/30 ティーダなど4車種のリコール    ハンドル操作ができなくなるおそれ
  2008/12/04 ティーダのリコール                 制動灯が点灯しなくなるおそれ
  2004/12/16 ティーダなど 10車種のリコール 炭化水素の排出量が規制値を超えるおそれ

最も最近の2010年2月のものが今回の事故と類似しているように見えるが、事故の車両が2012年8月登録であることから対策はなされていることと思われる。少々気になるのは、ティーダは2012年6月に生産を終了している。国内向けの後継車種は実質的にモデルチェンジしたノートとなる。8月登録ということであるから、在庫整理品であると思って良いようだ。在庫整理だから品質が悪いということもあるまい。
時間が経過したから何か出てくると思ったが、もう少し時間をようするようだ。
つい先だってクラウンで走行中に勝手にブレーキがかかるというリコールがあった。走行中に急ブレーキがかかって追突したといことから分かったようである。自動ブレーキは高度な情報処理をしているだろうことは素人でも想像が付く。ちょっとした条件の組み合わせで予期せぬ反応がなされることはあるだろう。この手のバグをすべてなくすというのは困難だろう。少なくして貰わなければ困るのだが、メーカ側の責任として万能の機能ではないことを適切に説明・理解するよう努力する必要はあるだろう。

技術的に複雑なことを行っている例として、回生ブレーキがある。ハイブリット車などで減速時にモータを発電機として使用してエネルギーを回収するシステムである。電気として回収されたエネルギーは後で走行時に加速する動力に使われる。合理的に見えるシステムであるが、ブレーキを掛けたときに電池が空の場合と、一杯になっている場合とで制御が異なる。電池が空ならモータに仕事をさせることが可能だが、一杯だと仕事をさせても保存する場所が無い。よって回生ブレーキは使用しないことになる。速度によってモータの回収電力は変わるから、速度が大きいとブレーキの利きが強く、小さいと聞きも弱い。これを通常の機械的なブレーキと分担を変化させることになる。ブレーキペダルを踏んだ量を電気信号に置き換え、コンピュータ処理によって回生ブレーキと機械的ブレーキの割り振りを決定する方法を取っている。飛行機でいうところのフライ バイ ワイヤであるが、フライをドライブと称して普通に使われる言葉になっているようだ。最終的には機械的な機構を優先する仕組みであるとなっているが、本当のところどこまで信じて良いのか分からない。ブレーキの利き具合に運転車は敏感だから回生ブレーキに入る予定が入らないときの空走感は気持ちが悪いことだろう。クラウンの例の様に、何かが飛び出したと誤認識してブレーキがガクと掛るのも恐怖以外の何物でもない。キャンセル機能は装置の性格上付いていないだろうし、キャンセル機能が正しく機能するかさえも不安になってしまう。

自分が仕事で関わった製品で人を傷付けたり、人が傷付いたりするのは不快であろう。多くの技術資源を注いで安全を実現しようとするのは心情的に十分理解できる。しかし、そのような技術が馴染むものは鉄道や飛行機の様な公共交通機関であるだろう。自動車に馴染まないと感じる理由はたった一つで、自動車が自由を獲得する手段として発達してきたのに、これらの安全デバイスが自由を奪っているからである。問題があることを承知で言えば、自動車には自分が死ぬ自由があることに価値がある。ある大雨の日に、子供が高熱を出して病院に連れて行きたいときに、「自動車がこの天候の運転は危険です」、「あなたの技量は30mm/hの雨量に耐えられません」と優しくロックすれば自動車事故の抑制につながる。それで走れないというなら、裏の納屋に入っているタイヤのゴムはひび割れ、キャブレターの調整が悪くてくすぶっている自動車、もちろん車検は切れている、に子供を乗せて病院に向かうだろう。自動車会社は自由で市場を広げたのに、安全で縛ってしまえば商売に影響する。今日の国内自動車販売が芳しくないのも自由な気分を失っているからではないだろうか。

事故の話に戻す。エンジンが急停止したとしても時速60kmは出ていただろうから急停車はしない筈である。エンジンがロックするような故障ならスピンするだろう。(ティーダはFWD) エンジンが停止したなら路肩に近付ける操作をしなければならない。もしそれも出来ずに停止したのなら、後方を確認しながら路肩に子供を連れださなければならない。車中に残っているのは危険すぎる。走行車線に止まったままなら、動かす努力より発煙筒を焚いて後方から来る自動車を止めなければならない。他に迷惑を掛けることになる。後ろから来る自動車を止めることが最優先である。4~5台止まれば事故発生を疑うから後続からの追突の危険はかなり減る。三角表示板もあった方が良いだろうが、路肩なら意味があるが走行車線では効果は小さい。発煙筒の使い方をもっと広めたらいいだろう。警察官が事故処理をする時くらいしか見掛けないが、インパクトは強いから止まるだろう。
自動車は故障する。危険な状態にもなる。それでも便利の為に使うのだから、その程度の覚悟は持っていた方が良い。


日産のマークにテープを貼った様子をテレビ報道で流していた。自動車の問題を警察は当初から意識していたのだろう。

« 麻生財務相、ナチス発言を撤回 | トップページ | 芸能人の覚醒剤使用報道 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 麻生財務相、ナチス発言を撤回 | トップページ | 芸能人の覚醒剤使用報道 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ