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2013年7月21日 (日)

今日見たクルマはセルボだった

クルマを運転して信号待ちをしていると、見掛けないクルマが横に止まった。見たことのあるような気もするが、どこの会社か思い出せない。少しして、クルマが動き出してスズキのモデルであることが分かった。ということはセルボだと判断がついた。この話題にもならない軽自動車の絶版モデルを考える。


最初は、オペルの小型車かとも考えたのだが、小型の欧州車がこの国に市場で大きな市場がある筈もない。ニッチな市場を目指すイタリア車ならあるかもしれないが、地味なドイツ車では難しい。BMWのMiniはもっと大きいサイズだし、親会社もブランド名もこの国では人気がある。仮にオペルのバッヂを付けていても有り難がる人が少ないのでは商売にならない。性能だけでも、イメージだけでも商売にならない世界というのは難しい。
このセルボの生産期間は2006-2009年であるという。2001年に始まったスズキとGMとの提携も2008年には資本をすべて引き上げ解消している。欧州GMであるオペルとスズキは関係があった時代であるから、オペルと間違えるのは筋の悪い間違え方ではない。実際、スズキのスプラッシュがオペルブランド (アギーラ) に供給されている。
タイヤやホイールの感じからターボモデルであろうと推定される。背の高い5枚ドア仕様であるが、ダイハツのソニカに対抗して出されたスペシャリティ軽自動車であるそうだ。ソニカの方が背が低くスポーティーなイメージであるが、ハンドリングが良くても売れないだろう。少々価格が高い。つまり、そういった市場は大きなものではなく、ソニカは3年持たなかったし、セルボも3年を過ぎたところで終了となった。スズキは少量生産の対応に慣れているようだから、売れないことはある程度想定済みであった可能性もある。

欧州で売るのなら、3枚ドアかなと思う。日本では何でも背を高くドアを多くしたがるが、小型車でのパッシブセイフティの基本となるのは、生存空間の確保である。潰れることでエネルギーを吸収して乗員へのダメージを小さくするというのはすべての車種に共通であるが、生存空間に余裕のない小型車では、空間確保を優先しなければならない。潰れても運転席廻りに空間が残されるようにするには後ろのドアは無くした方が良い。それほど人は乗らないから良しと割り切れば良いだろう。前のドアが長くなるので困るが、そこからが工夫というものだろう。イタリアでは3ドアが好まれるようだから、そっちの方が売れそうだ。まだオペルの話から抜け出せていない。
欧州では660ccは少々排気量が少ないから、800ccくらい必要かなと思ったら、スズキは1Lのエンジンを海外で使っている。そんなことを調べていたら、スズキはAスターという小型車種をタイで生産して日本に輸入する計画があるようだ。2012年の記事で2015年となっているのでその後の話もなく不確かであるが、小型市場を意識しているのは確かである。

最も小さなクルマと、最も高級なクルマにはその国の文化が出易いと言われる。何でも盛り込むモデルと、ぎりぎりまで削ぎ取るモデルは思想が表面に見えるのだろう。日本で売られる軽自動車は、皆背の高い5枚ドアのクルマばかりになっている。もう少し低くても実用上の不都合はないだろうし、軽量化にも有利になる。各社の個性を出して良いのにとも思うが、それこそがこの国の特性なのかもしれないとしたら、了解するよりないのである。


軽トラックはみんな同じに見える。きっと違うのだろうが。

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