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2013年6月28日 (金)

北米自動車市場-1

自動車産業を語る上で避けて通れない北米市場について整理する。


日本の経済の一割は自動車産業と言われる。その多くを北米市場に依存していることが知られている。北米市場への依存度が高いから、円高になると利益が失われると騒ぐことになる。実体経済はそんな単純な話では完結しないから、国内の資源調達の費用が上がるという反作用が必然的に発生する。両者に時間のずれがあるから一時とても良くなった気になるが、暫くするとひどく苦しくなることになっている。それでも緩やかな変化なら工夫の余地があるが、急な変化には対応の余地が乏しい。日本橋の中央銀行総裁が、画期的な量的・質的金融緩和を実施したと自画自賛しても、この国の財政規律の維持、改善がなければ信用不安が付いてまわるのは当然だ。総裁のお言葉である財政規律が改善する=日本の借金が減る状況を達成するのが必要というのは、既に巧妙な言い訳の伏線というか、言い訳そのものかもしれない。大体それを達成できるのなら、デフレ脱出のやりようはあるだろう。自民党政権はバラマキが大好きだから、財政規律が良くなりはしない。政権に復帰した自民党が金を使わない筈もない。金を使える喜びを噛みしめているのだから、使うこと以外考えないだろう。つける薬のない政治家に、自身の理論の正当性に酔っている銀行屋 (官僚かもしれない) が、駄目なら責任を取って辞めるというのにどれほどの世間の信用があるのだろうか。この人は社会でもまれていないのかもしれない。軽い言葉が信用を失墜させるのは、社会で生活している多くの人が経験する。中央銀行総裁になる者などそんなものだろうから、諦めるよりない。しかし、バラマキ政治は駄目よという意思は示さなければならない。民主党は愚かであったが、その数年前は自民党が愚かだと信じられていた。そんな最近のこともすっかり忘れてしまうこの国民が最も愚かなのかもしれない。
長い無駄話はイントロダクションになっていない。米国の新車販売台数推移を会社別にまとめて、米国と日本メーカでまとめたものを下に示す。

■ 米国新車合販売台数推移 (米国・日本メーカー:単位 千台)
       2012   2011   2010   2009   2008    2007   2006    2005   2004   2003   2002
GM     2,596   2,504   2,212   2,072   2,955   3,823   4,065   4,454   4,655   4,715   4,820
Ford    2,243   2,143   1,932   1,616   1,908   2,387   2,716   2,953   3,099   3,248   3,404
Chrysler  1,652   1,369   1,085     931   1,453   2,077   2,143   2,305   2,206   2,127   2,205
Toyota   2,083   1,645   1,764   1,770   2,218   2,621   2,543   2,260   2,060   1,866   1,756
Honda   1,423   1,147   1,230   1,151   1,429   1,552   1,509   1,464   1,394   1,350   1,248
Nissan   1,142   1,043    909    770    951   1,068   1,019   1,077    986     794    740
Suzuki    25      27     24     39     85    102    101     82     74     58     68
Mitsubishi  58     79     56      54     97    129    119    124    162    257    345
Subaru    336    267    264     217    188    187    201    196    187    187    180
Mazda    277    250     230     208    264    296    269    258    264     259     258

GM、Fordは国内市場だけで200万台を超えるから、輸出を考えるよりまず国内となるだろう。これについては別に考えることにする。日本メーカーが米国に大きく依存していると言われるが、トヨタ、ホンダ、日産には大きな市場だが、スズキや三菱では少し違うようである。スバル (富士重工) は会社の規模を考慮すれば非常に大きな市場と位置付けているであろうことが予想される。
北米市場は米国とカナダとするのが通常のようであるが、場合によってはこれにメキシコを加えることもあるようである。まず、上記の自動車メーカーのカナダでの販売台数の推移を確認した。結果を下に示す。

■ カナダ新車合販売台数推移 (米国・日本メーカー:単位 千台)
       2012  2011  2010  2009  2008  2007  2006  2005  2004
GM     227   243    247   253    357    401   418   454    443
Ford     276   276    268   225    211    224   229   212    214
Chrysler  244   231    205   163    223    233   221   217    211
Toyota   192   162    172   205    224    201   196   176    170
Honda    149   123    141   140    171    170   166   155    144
Nissan    82    85   83    79    83    77    67    71     69
Mazda     5     6    9    12    13    12    11    9     10
Mitsubishi  20    21   20    20    19    17    11   10     11
Subaru    31    27   28    23    20    17    16   16     16
Suzuki    72    69   79    74    85    87    81   78    74

カナダの市場規模は米国の1/10と思って良いようだ。参考の為に、メキシコの2012年と2011年の販売台数を調べた。結果を下に示す。

■ メキシコ新車販売台数  (単位 千台)
            2012年   2011年
  乗用車      7,414     6,240
  小型トラック   7,077     6,537
  合計       14,491    12,777

カナダの1/10以下だと見積もってよいようだ。
以上の結果を踏まえて、北米市場を米国を代表として検討することとする。
素朴なまとめであるが、検討については明日以降行うこととする。
日銀総裁の悪口を長々して、数字羅列で検討は次回送りというのはあんまりではあるのだが、数字を集計するのに手間取ったので断念することとなった。断念は本日が付くことを念の為に記す。最後も無駄な説明になってしまった。


ほっともっとの訴訟を昨日扱うつもりでいたが、ドロドロした話なので止めにした。代わりの自動車はデータが大きかった。

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