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2013年6月25日 (火)

東京都議会議員選挙結果-2

昨日に続いて東京都議会議員選挙の結果について考える。


前回、各政党の獲得得票数を示したが実態を反映していない可能性がある。今回は視点を変えて、政党候補者の獲得得票数を統計的に処理して比較することにした。統計的な処理に島部の選挙区は馴染まないと考え外した (自民、共産、民主推薦の無所属が立候補)。また、無所属で立候補した大津ひろ子は民主党として扱った、結果を下に示す。

■ 主要政党の候補者の得票数 (島部選挙区を除く)
        自民党   共産党   民主党  公明党   維新の会  みんなの党
  Avg   27,971   15,016   15,669   27,790    11,003     15,564
  Max   55,761   37,683   30,416   45,503    21,960     31,139
  Min     8,449     2,231    5,370    17,321     2,471      6,216
  Std     9,578     8,811    5,435     8,253      4,587      7,145
  N       58      41     45      23       34        20

昨日、民主党が全選挙区に候補者を立てていると書いたが、青梅市と昭島市 (いずれも1名) の選挙区は立てていなかった。特に青梅市は自民党と共産党で争うという選挙で、第1党であれば勝てなくても候補者を立てるのが必要だろうと感じる。自民党と組む気はなく、共産党とも同様ということであれば、青梅市の民主党支持者は投票によって民意を示す機会を奪われる。それを無駄に候補者を立てることが自民党に利することになるというのは事実だろう。それなら、共産党と協議するのが大切な要件になる。民主党の選挙は候補者の調整について素人っぽさが見える。政策協議や選挙協力についても硬直的で、これも素人といえるのかもしれないが、したたかさとか柔軟性とかいう言葉とは距離があると思う。見落としの言い訳で開き直ったようになっているが、労組依存の硬い頭では裾野を広げるのは難しいと感じたのは事実であるので記しておく。
昨日の政党獲得得票数(上記政党のみ)を再掲する。

■ 政党獲得票数
   政党名       獲得票数
  自由民主党     1,633,304
  民主党         706,646
  公明党         639,160
  日本共産党      616,722
  日本維新の会     374,109
  みんなの党       323,892

この数字に依ると、自民が圧勝で、民主と公明と共産が同じレベルで、その半分くらいに維新とみんながあるように見える。しかし、候補者単位にすると、公明は民主、共産より高い位置に移る。これは公明が候補者を絞った結果である。ほとんどの選挙区で候補者を立てた点で似ている共産と民主は平均では同レベルになっている。候補者を絞っているみんなも公明と同じく票数は高く、共産より平均は高く民主に近い位置に上がる。総数ではみんあより高かった維新は離されている。昨年の衆議院選の熱気で立候補者を増やしたが、十分な準備が出来ていない候補者が多くあったと想像させる結果である。
自民の政策、所謂アベノミクスに対する批判票は共産に流れていることは事実であるが、民主党にも流れたと見てよいようである。無党派層に期待せざるを得ない民主党が低い投票率でも相応の得票数を獲得していることに注目しなければならない。ただし、候補者の調整に失敗というか、調整能力の欠如を表に出してしまった状態では選挙を戦うのには不向きだろう。参議院選は、同一選挙区に複数の候補を立てるのは少ないだろうから、衆議院選に比べれば少しましになりそうではある。
公明が強いのは行き届いた調整と準備によるのだろうが、今回の選挙でアベノミクスは評価しても自民の候補者には入れたくないという票を受けた可能性はある。個別の候補者についての報道はあまりされないが、ユニークな自民候補が目につく。これに入れるのはあんまりだと感じたなら公明に行くよりない。候補者に公明がある場合だけではあるのだが。維新離れは深刻のようだ。急場しのぎの候補者と素人選挙に、逆風が吹いては戦いようがないだろう。石原が動けば少しは足しになるだろうが、そういうことに関心が薄いのか、他人に協力するのはお嫌いなのか目立った動きが無い。体調の問題もあるのだろうが、都知事時代に比べ確実に影が薄くなった。橋下は大阪では人気なのだろうが、東京では今回の舌禍前でも熱狂はなかったようだ。まして、ということを考慮すればこの党は難しい。みんなが批判票の受け皿になったという批評家があるが、都議選のみんなの候補は以前から準備をしている者が多いようだ。長きに渡って準備している候補に追い風が吹けば強くなるのは当然である。地道な努力を無視して表面上の話をすると見誤るものである。

参議院選も争点が乏しく、自民は本音を隠した選挙をするだろうから、都議選に似た結果になるだろうと想像される。憲法改正や原発の稼働は自民は進めたい立場なのだろうから、そう主張すれば良いと思う。どちらについても、自民のやり方は小賢しいと否定的に思っているのだが、内容より小賢しいことが嫌悪する理由である。恐らく株価や為替は調整が入る時期なので、アベノミクス万歳では済まない中での選挙になるだろう。驕り高ぶった候補者が不埒な発言をすれば大きな影響を及ぼす。自民幹部はこれを警戒しているのだろうが、政調会長をしてあの発言だから始末に困る。選挙に圧勝するといろいろ困ったちゃんを抱えることになり、子守りに手が掛かるのはいつでもどこでも同じようだ。そんなやつを議員にするなというのは正論に思える。簡単なのは議員定数を減らすことだが、誰ひとり賛成しない (表向き賛成はいる) ようでは困ったことである。


議員定数を減らせないなら、議員手当を半分にすれば良い。経費削減とはそういうものだ。

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