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2013年5月22日 (水)

ガソリンスタンド (追加)

ガソリンスタンドについて以前調べた内容について追記する。

ガソリンスタンド(GS)の店舗数が不確かな状態になっていたが、過去の資料に掲載していたものが見つかったので記す。元売り系列ごとのGS店舗の数が、2008年と2009年の年末現在としてまとめた。同時に、セルフとフルの販売方式の違いについても同時にまとめてある。結果は下記の通りである。

■ ガソリンスタンドの数 (日刊油業報知新聞:2010年2月3日)
              2009年末               2008年末
         合計   セルフ   フル      合計   セルフ  フル
エネオス   9,624   1,609    8,015    10,119   1,508   8,611
出光     4,414     895   3,519    4,662    827    3,835
コスモ    4,274    1,212   3,062    4,587   1,197    3,390
JOMO    4,143     947   3,196    4,305    852    3,453
昭和シエル 3,827   1,004   2,823    3,965     948    3,017
Esso,Mobil   3,239     774   2,465    3,403     716    2,687
キグナス    574     201    373     566     183     383
太陽      384     144    240     365     136     229
三井      304     133    171     323     129     194
合計     30,783   6,919   23,964    32,295   6,496    25,799

2008年から2009年で、GS全体で1,512減り、フルについても1,835減っている。しかし、セルフについては423 増加となっている。セルフの全体に占める割合は22%であるが、キグナス、太陽、三井の店舗数の少ない系列では30%を超えてセルフ率が高い。エネオス17%、出光20%であり、店舗数の多い系列はセルフ化の進みが遅い様子が見える。
店舗数ではエネオスが3万店あるGSの約1万店であるから、GS系のクレジットカードをつくるならエネオスが便利であるようである。しかし、遠くには行かないのであれば、利用しやすいGSを選べば良いのだから店舗数が絶対ではないのは当然である。

ガソリンの国内販売の系列別販売量シェアについて、日本経済新聞の調査があったので、2006年から2011年までの推移をまとめた。総販売量と共に下に示す。

■ ガソリン国内販売量シェア (日本経済新聞の「点検シェア攻防 本社調査」)
シェア [ % ]         2006  2007  2008  2009  2010  2011  ブランド
JX日鉱日石エネルギー 23.2   23.1   23.3   24.8   34.2   33.5  ENEOS
エクソンモービル     19.1   17.7   16.9   16.8   16.9   17.4  Esso,Mobil,General
昭和シェル石油      16.1   16.7   16.3   16.1   15.7   16.3  Shell
出光興産          14.2   14.7   15.0   15.2   15.5   15.3  IDEMITSU
コスモ石油         11.3   11.6   11.3   11.4   10.9   10.9  COSMO
ジャパンエナジー               10.0    9.9            JOMO
その他            16.1   16.2    7.2    6.8    6.8    6.6   US,SOLATO,MITSUI etc
[ 千Kl ]          60,480 59,060 57,470 57,560 58,200 57,210

ジャパンエナジーが2010年からJX日鉱日石エネルギー(エネオス)に加わり、エネオスのシェアは24から34に増加した。その他のシェアについて5年間で大きな変動はないように見える。ガソリン販売量が減少し、価格志向が強くなり利益が薄くなる傾向はどの系列でも同じである。GS店舗が廃業する場合、販売量が少ない店舗であるとすれば市場占有率全体に影響する割合は小さいことになる。ガソリン品質に差が無いとすれば、価格と場所などの利便性で選ばれることになる。セルフが増えて利益が薄いなかで積極的な出店も考え難いし、他社ガソリンの扱いだった店舗を自社ガソリンの扱いに替えることは街であまり見かけないから、この手の仁義は守る世界なのか、そんな無理を通す環境にないのか、いずれかであるのだろう。

変化の乏しい市場で、店舗の売上を伸ばすのは難しい。また、変化が乏しい筈なのに、国際価格の大きな変化や、為替の影響によって、販売価格が変わると途端に売上に影響が出る。日銀黒田がGS店舗経営を考えている訳はないだろうし、安倍がガソリン価格に毎日気にしていることもないだろう。そんなことは当たり前の話で、だから仕事をしていないと批難するきはさらさらない。行き過ぎた円高を是正するのは妥当の行為だが、急激な変化には副作用が大きい。長期金利について、ボラティリティが過度に拡大することは回避しなければならないと言っているようだが、金融政策に明るい人なら金利急上昇が生じることなど予想していた話だろう。そこで、金利上昇を容認しない考えを表明しても、もしかしたら今度の日銀総裁はおバカなのかなと疑ってしまう。素人にはおバカに思わせておいて、何もしない、何もできないのような風を装って成果を上げるのが玄人の仕事であるとすれば、派手に仕事をするぞと言った後に間抜けな仕事をするのは作戦なのだろう。本当におバカだったらどうしようと、日本銀行政策委員会のメンバーを眺めても過去の仕事を理解することさえできないのだから、素人が口を出す性質の仕事ではないようである。だからといって、白紙委任するのは業腹なのである。


間違いや見落としがあったら訂正する。その程度の仕事しかできないが、他に理解を深める道も無い。

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