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2013年3月 3日 (日)

セブンイレブンが四国地方に進出

セブンイレブン・ジャパンは、2013年3月1日より四国地方への出店を開始する。出店に際しては四国地方四県のうち、まずは3月1日に香川県・徳島県への展開を開始し、以降、愛媛県・高知県にも準備が整い次第、順次出店を開始する予定だという。


昨年12月27日にコンビニエンスストアの話を書いた。セブンイレブンの四国への進出にあたり、サークルKサンクスと訴訟になっていたことにふれたが、その翌日には、和解が成立していた。
香川県と徳島県でコンビニエンスストアを運営するサンクスアンドアソシエイツ東四国は2013年3月以降、運営する約90店をセブンイレブンに衣替えして営業を始める。サークルKとの契約満了後に店舗を改装、セブンイレブンの店舗として営業する。東四国が和解金を払い、同社が運営する約120店のうち約30店はサークルKが引き継ぐことで和解が成立した。和解金の金額は非公表である。

表題の件を報道で知ったときに、サークルKとの話はどうなっていたか確認したら、和解が成立していた。裁判所に通う回数を増やしても弁護士以外は儲からないのだから、和解は必然の話であろうし、和解条件を公開しないのも普通の話である。四国の事情に疎いので、書くことはないのだが、近所のコンビニで弁当を捨てているのを見たのでその話を書くことにする。


コンビニの食べ物の廃棄が多いのは以前から問題になっていた。本部へ支払うロイヤリティーが関係することは知っているが、賞味期限の短い商品の扱いには工夫が必要な気がしていた。短いものだけ例外扱いにして別勘定すれば良いような気がするが、これでシステムが出来ていれば手を入れるのを躊躇する気持ちも分からないではない。弁当に限定して、どのように金が流れるかを考えてみることにする。
店舗の平均売上は、セブンイレブンは234百万円(以下、百万円を略す)で高く、他の全国チェーンは160-180である。ファミリーマートとJR東リーテールネット(NEWDAYS)は185以上で高い。代表として170を採用する。ファストフード * の売上は20%弱と言われるから、これらの販売単価を500円とすると、1日の平均販売数は186となる。 よって、弁当の販売数を100としてよさそうである。
 
 
 
    年間売上 170百万円 ⇒ 1日の売上 466千円
    ファストフードの1日の売上 466 × 0.2 = 93 千円
    平均500円としての販売数  93,000 ÷ 500 = 186 個

 *注: 米飯・麺・調理パン(サンドイッチ等)・デリカ・カウンターファストフード等
500円で販売される弁当の店舗の仕入れ価格は300円とし、本部へのロイヤリティーは粗利分配方式で、この40%とする。ほとんどのコンビニチェーンで粗利分配方式が採用されているようだ。例外として有名なのはポプラで売上歩合方式を採用している。また、普通の弁当のほかにポプ弁と称するごはんが入っていないおかずだけのお弁当が並んでいて、そのお弁当を電子レンジで温め、その後に店頭で炊いたごはんを盛り付ける方法を採用している。いろいろユニークなことをしているようだが、近くというか首都圏には店舗が限られ現物確認ができない。その内、機会があればまとめることとする。なお、粗利分配方式はコンビニでは普通でも、そのほかのチェーンではあまり採用されない方式であるという。それではロイヤリティーの計算をしてみる。
粗利分配方式は、販売した商品について、販売価格から仕入れ価格を引いて係数を掛けて店と本部とで利益を分割するものである。店と本部が同じ方向を目指して動機付けされると説明される方式である。上記の条件で、ロイヤリティーと店舗の利益を弁当に対して計算する。
1日に弁当が100個販売され、25個廃棄されている店舗があるとする。その場合のロイヤリティーと店舗の店舗利益は、
   ロイヤリティー  = (販売単価 - 仕入単価)×販売数×0.4
   店舗の利益    = 販売単価×販売数 - 仕入総額 -ロイヤリティー
で計算される。廃棄弁当はもっぱら店舗の負担であり、本部は廃棄弁当を増やしてでも店頭に並ぶ商品を充実させたほうが本部は嬉しいということになる。本部の方が優越的な地位で押し付ける (言葉のあやです念の為) ようなことが無いと思うが、なかなか難しい。弁当の値引き販売を許さない傾向があるようだが、期限間近の弁当を100円引で販売し、10個余分に売れたとする。すると廃棄は減るし利益も増えるしと、本部も店舗も幸せだが、そうはいかずに、値引品が売れた分だけ定価販売数が減ってしまえば共倒れになる。以上をまとめて計算した結果を下に示す。

販売数 廃棄数 値引販売数  ロイヤリティー 店舗利益
 100   25      0        8,000       4,500
 100   15      10        8,400       8,100
  90    25      10        7,600       3,900

店頭の商品を充実させる必要がどこまであるかを考えるのは、顧客を見ている店舗が考えるのが本道だと思う。本質は、店舗経営者が疲労してしまっていることにあるように思う。本部の指導員によると、お任せ状態の経営者もいるというからお金の流れだけですべてが見える訳ではなさそうである。


セブンイレブンでは店頭でうどんは売らないだろう。

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