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2013年3月 5日 (火)

イオンがピーコック買収

イオンは3月4日、東京、大阪、名古屋の三都市圏で食品スーパー82店を展開するピーコックストア(東京)を買収し、100%子会社にすると発表した。現在、ピーコックストアは、Jフロントリテイリング (百貨店の大丸や松坂屋を運営) が100%株主になっている。イオンが4月1日付で、ピーコックストアの全株式を130億円で買い取る。ピーコックストアは1951年設立。2012年2月期の業績は、売上高が1,126億円で、純損益が37億円の赤字だった。

ピーコックがなくなるのは寂しいが、別に不便になる訳ではない。つまり店からすれば優良顧客ではないということなのだが、そんな気楽な立場で考えてみることにする。

ピーコックストアは大丸ピーコックと松坂屋ストアなどの食品スーパーを運営している。後者は名古屋にあって、上野と横浜にあると信じていたが、当たらずとも遠からずであった。前者は大阪と東京近郊と思ったら、それもだいたい当たりであった。大丸ピーコックの方が興味の対象である。
イオンの買収額は、株式取得に130億円と、ピーコックがJフロント子会社から借りる約170億円も肩代わりするというから、ピーコックを300億円で買うことになる。製造業で企業買収をすると、新興の企業は別にして売上の1/2くらいが相場である。大きな借入金やら訴訟を抱えるやらの問題があれば減額されるが、1/3を下回るケースはあまり無いようである。それより安ければ、装置や知的財産や土地といった分割売りになるのだろう。小売りの場合は製造業と少し違うから見当がつかないが、製造業より身が軽いと考えれば、売上の1/4は良い線の様な気がする。
問題は買う価値である。買った物が使えなければ無駄になる。如何に活用するかであるが、大型スーパーの市場は小さくなっているように見える。クルマで出かけて大量に購入するのが便利であったが、クルマで出かけるのが億劫であったり、家族が減って量を必要としない状況があるようだ。夫婦二人だけなら、少々割高に見える小分けしたパッケージでも捨てる物が少ないだけ効率的で、むしろ安いということもあると聞く。コンビニで調理済みで温めるだけの煮魚の類を売っているのはこのような要求に応えるものだろう。ピーコックの客筋は、イオンやイトーヨーカ堂とは少し違い、余分な金を出せる生活水準にあるだが、ビックリするほどの生活水準ではないというイメージである。高級感というのは活気の無さを背負っていて、店員に活力が乏しい印象があった。大丸から異動してきたのかと余計な心配をしてしまう。この手の店はパート店員がエンジンになっている場合が多いから、異動社員は汚れた壁と同じく記憶にだけ付いてしまうものである。
ここにトップバリュー商品を並べて売れるかについては若干疑問があるが、トップバリューはPBブランドとしての認知度はセブンプレミアムより高いから、客筋に合った商品を並べれば対応できるのかもしれない。トップバリューは商品が多くて買う気が無いのに調べるのを躊躇してしまった。
イオンになるなればどのグループに属するかとなる。ピーコックでは、イオンを名乗るには店が小さいし、マックスバリュは首都圏では知られていない(地方で良く見かける)、ということは「まいばすけっと」になるが、これはコンビニのような小さな店構えだからバランスが悪い。現在のところ、高級な食材などの品揃えは継続して、看板を直して商売を継続するようだ。そのうち、「まいばすけっとプラス」なんていう名称になるかもしれないが。

報道では触れられていないが、ピーコックではEdyが使えた。イオンになるとWAONになるだろう。電子マネーに大量につぎ込んでおくと、4月から使えなくなり不自由になる。ANAがJALになるのだから、利用者にはちょっと困った話である。これが利用者の最大関心事かもしれない。


明日は一票の格差の高裁判決が出る。どこかの高裁で選挙無効の判断をするのではと思っている。

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