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2013年3月20日 (水)

福島第1原発冷却システム停止問題

福島第一原発で停電が起きて、冷却システムが停止していた問題で、電源盤の内部の壁などに黒い焦げ跡があり、ネズミが感電し、ショートさせた可能性があることがわかった。

冷却システムが停止したのは、原発の状況を考えると心配な状況である。

さて、ネズミが電源系に入り込んだり、コードを噛んだりして問題を起こすのは良く聞く話である。発生頻度が高いというより、一度身近で経験すると記憶に残るタイプの事故例であるようだ。ということは東電でも、類似した事例の経験はあるのだろうと想像する。経験があるなら対策しろとは言わないが、おろおろしなさんなとは言いたくなる。
例の如く、東電は事故とは呼ばずに、事象と呼ぶようだが、電気が止まって冷却システムが機能しないことは動かし難い事実であるので、何と呼ぶかより、発生している事実を正しく認識することが重要である。この会社の言語システムが事象と事故を明確に定義していて、マスコミ受けを狙って事故という言葉を使ったなら、社内の指揮系統に混乱を招く恐れが極僅かでも懸念されるのなら使う必要はない。電力の安定供給が最も優先される仕事であり、マスコミ向けのご機嫌伺いは最も優先度の低い業務である。言葉をぐちぐち突くマスコミも、事象はすべて事故に置き換えて社会通念上問題ないのだから、全て事故と表記すれば良い。一面に、「東電では事象と称するが、新聞社の言語使用に関する規定ではこれを事故と呼ぶので、今後東電が事象と発表したものは事故と表記する」と大きく注意書きを付ければ良い。発表資料を勝手に改ざんして公表するのは著作権法違反であると東電が行って来たら、裁判所で話しましょうとすればよい。朝日新聞が東電に著作権法違反で訴えられ、東京地裁がこれを認めたという裁判はなかなかユニークである。負けても新聞が売れれば良いというのは、経済観念が優れていて素晴らしいと思うのだが。
東電の事象 (面倒なので事故に統一する) の公表が遅い。今に始まったことではないが、遅いことで叩かれるのは分かっていることなので、早めの公表をすれば良い。訂正したら怒られたのなら、次回から慎重を期しますと正しく伝えれば良い。つくづく学習効果の乏しい会社である。これも個人の学習効果ではなく、組織の学習効果が乏しいのであって、組織は大きければ手間が掛るのは当然である。ただし、組織秩序が整っていれば切り替えもできるだろうが、経営者も何ダースもいるようなら役員会の新秩序の構築からになるのだろう。お気の毒な話である。

ねずみが入るのはウソだとか、何か隠していると言う話が出ている。おろおろ、あるいはおどおど、というか、正々堂々と話すと生意気だと言われる会社なので、何ともしようのない環境でマスコミ対応する広報の人の苦労は大であろうと思う。同情する気にはならないが、最近の会見では比較的若い人が多いのは、ストレスでバタバタと倒れたのかと心配してしまう。この大会社なら小僧が問題発言しても、幹部が問題発言しても騒ぎになるのは同じだから、どっちでも良いと思うのだが、おそらく少数意見であるだろう。
復旧したことは何よりだと思う。ただ一つ気になるのは、このネズミが放射線を大量に浴びた突然変異でなければ、ということなのである。


マスコミの質問で、「ただいま、おっしゃられた……」と発言するバカは何とかならないか。敬語が難しいなら「今、言った……」の方が優れている。

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