« G20での議論と影響 | トップページ | 三人の死刑執行 »

2013年2月20日 (水)

ソニー:PS4 今日発表へ

ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) 、2月20日に米ニューヨークで開くPlayStation Meeting 2013で据え置き型ゲーム機「プレイステーション (PS) 3」の後継機を発表する見通しだ。据え置き型PSの刷新は7年ぶりである。同モデルは、年内にも発売される見込みとされている。

ゲーム機に疎いというか興味が無いのであるが、どんなものか経済的な側面を調べてみた。


SCEのPSシリーズの本体出荷台数を示す。単位は千台である。出所はメモに間違いがあり、本日の段階では不明である。この事情により2011年以降のデータがない。

■PSシリーズ本体出荷推移 [kpcs]
  年    PS3   PS2
 2000        5,611
 2001        15,827
 2002        20,686
 2003        18,412
 2004        15,554
 2005        18,777
 2006   1,252  13,661
 2007   7,568  10,830
 2008   9,309  8,464
 2009  12,470  5,908
 2010  13,894  4,426

PS3はPS2に比べ、出荷初期の動きが鈍く、その後も伸びなかった。据え置き型のゲーム機は複雑になりすぎて気軽に遊べないと言う話を聞いたが、新規ユーザの獲得が進まない事情が生じている様子が想像される。それならヘビーユーザが沢山ソフトを買って遊ぶという状況があるのかが気になる。そこで、国内企業の家庭用ゲーム売上高推移を確認した。こちらは出所は明確になっていて、社団法人コンピュータエンターテインメント協会の発表による。単位は億円である。

■国内企業の家庭用ゲーム売上高推移 [単位:億円]
  年   合計  ハード ソフト
 2001 14,575  9,401  5,174
 2002 12,624  7,877  4,747
 2003 11,343  7,045  4,299
 2004   9,091  4,407  4,684
 2005 13,598  8,727  4,871
 2006 16,323  9,581  6,742
 2007 29,364 20,878  8,487
 2008 29,327 19,083 10,244
 2009 22,493 14,908  7,586
 2010 17,975 11,269  6,705
 2011 14,575  9,265   5,310

2012年は、まだ発表されていない。全体として2008年以降急速に売上を落としている。2011年はハード、ソフトともに2008年の半分レベルであるから、企業の環境としては非常に厳しい。そうはいっても2001年レベルの市場規模はあると言えるが、ハードとソフトも十年で格段に複雑化していてある程度の数が出ないとコストが吸収できない事情もあるだろう。市場の販売価格を上げるのはこの環境下では自分の首を絞めることになる。
任天堂も業績不振であるようだ。1月30日に発表した今期の営業損益見通しは、200億円の黒字から200億円の赤字に下方修正していて、翌日の株式市場は売り先行になったという記事を読んだ。売れば売るほど赤字になる状況とまで書かれているから、計画台数とのかい離が大きいのだろう。台数が出ないから値下げして、更に損益が厳しくなるという負け組会社の典型的な流れに入っている。価格設定の綱引きで打開できる商品ではないだろう。その意味でSCEが新機種に切り替えるのは空気を入れ替えるのには有効だろう。それが市場を刺激するかは別の問題ではあるのだが。

そういえば、ファイナルファンタジーとかドラゴンクエストとか大ヒットしたソフトがあった。現在でも売っているようだからと調べた。この二本のシリーズは今や同じ会社で作られている。その会社は、スクウェア・エニックス・ホールディングスという。先日行われた第3四半期の決算発表の内容を示す。

           売上高    営業損益
4月~12月    1,027億円   △48億円
年間計画    1,500億円          75億円

四半期を残すとはいえ売上を達成するのも難しく、損益については届きそうにない。スクウェアがエニックスと合併前の時価総額が1,500億円あったと言われるが、合併後の本日の終値は1,233億円である。市場関係者から合併は失敗だったと言われても仕方ない。(合併は2003年) 合併時は互いに問題を抱えていたようだから、詮無い話ではある。アーケードゲームに係わる事業への影響もあるだろうが、複雑になるので触れない。(というか分からない)
ということは、ハード会社もソフト会社も具合が悪い。つまり、ゲーム機関係の事業環境がここ数年で急激に悪化しているということである。電車のなかでスマートフォンでゲームをしている会社員は沢山見かけるから、そっちに顧客を奪われたということだろうか。通勤時にスマートフォンでゲームをするのはどうかと思うが、携帯型のゲーム機を遊ぶ姿を他人の目にさらしても気にしないというのはなかなかいないだろう。事業の成功に貢献できるのは後者の方なのかもしれないが。
スマートフォンのゲームを扱っている会社のことは改めて調べることとする。


会社名は四文字以内 (株式会社やホールディングスは除く) にしてくれないかと思う。

« G20での議論と影響 | トップページ | 三人の死刑執行 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1845500/49538212

この記事へのトラックバック一覧です: ソニー:PS4 今日発表へ:

« G20での議論と影響 | トップページ | 三人の死刑執行 »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ