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2012年12月31日 (月)

損害保険について

損害保険会社について調べてみる。
始めてみたものの、言葉が分からない。製造業の感覚で売上に相当するものが、損害保険会社の売上規模を示す指標として用いられる元受収入保険料、元受正味保険料、正味収入保険料があるらしいことが分かった。これらの定義はというと、

元受収入保険料 元受保険契約によって、保険会社が収入する保険料
元受正味保険料 元受収入保険料から諸返戻金を控除したもの。ただし、満期返戻金は控除しない。積立
保険(貯蓄型保険)については収入積立保険料を含む。
             「元受正味保険料」=「元受収入保険料」-「諸返戻金(満期返戻金を除く)」
正味収入保険料 元受正味保険料に受再正味保険料を加え、支払再保険料および収入積立保険料を控除した
ものをいう
[正味収入保険料]=[元受正味保険料]+[受再正味保険料]-[支払再保険料]-[収入積立保険料]

となる。これで分かるくらいなら悩みはしないのだが、そんなものかと想像するに留まる。自慢できる話ではないから、この先もう少し勉強することにしよう。引用は日本損害保険協会のページから行ったが、ある程度の専門知識を要求されるので、いろいろ当った。
追記すると、元受収入保険料は、元受保険料との言い、再保険料に対する概念である。正味収入保険料は、損害保険会社が受け取る保険料のうち、自社で引き受けるリスクに対応する保険料のことをいう。損害保険会社の業績・売上規模を示す指標となる。
正味収入保険料を規模の指標に使うとして、損害保険の種類の違いで金額がどれくらい違うのかを示したのが下記である。2012年3月度の決算からの数字で、とりまとめは日本損害保険協会である。単位は金額が百万円で、割合は保険料合計に占める割合を示す。

種類   正味収入  保険料 割合
火災    1,032,508     15%
海上      173,730      2%
運送       58,138      1%
自動車   3,501,458     49%
傷害      661,840      9%
新種      826,369     12%
自賠責     862,038     12%
合計    7,116,133    100%

日本の損保会社の保険売上の半分は自動車保険であることが分かる。自賠責は損保会社にとっては利益を期待するものでないが、損保会社以外が受け手にならない。自賠責はほかの保険に比べ変動が大きく、1994年から2011年の年間正味収入保険料の最大と最小の比は2.16倍になっている。最も金額の大きな自動車で1.08倍なので、類似用途であるのの大きな違いがある。自賠責は1994年から2001年が低く安定していたが、2002年から2007年が高くなり、2008年からその中間で推移していた。

タイ洪水の影響を確認するのが目的であった。協会で全体的な影響には触れられていないので、東京海上日動の決算報告書から拾う。タイ洪水の影響は2012年3月期決算で触れられている。
発生保険金  723億円
支払保険金  306億円
東京海上日動の単体での正味収入保険料が1,366億円であるので、大規模災害が発生した場合の支出は経営に大きく影響する。この対策に異常危険準備金の積立を行っている。東京海上日動の場合には、合計512億円を設定している。種類別では火災保険が最も大きく301億円になっている。さかのぼれば東日本大震災の影響もあると思うが、少々手を広げたので本日は扱わないことにする。
平時は確実に儲かりそうな損保会社であるが、有事に於いては大変なことになるという当然の結論である。


いきなり手を付けるには、損保はハードルが高すぎた。

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