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2012年12月20日 (木)

衆議院選挙の結果(小選挙区)-2

小選挙区の政党ごとの獲得した票数を比例区と比較を行う。
続いて、第三極の若い政党について考える。

■ 衆議院議員選挙(小選挙区)獲得投票数

[3] 維新の会、みんなの党、未来の党について
第三極の若い政党について、小選挙区の得票数を、比例区の得票数で割ってパーセント表示した。全ての投票が、比例区と小選挙区で同じ政党に投票している場合は100%となる。
今回の選挙での三党の小選挙区の立候補者数を下に示した。

        維新   未来   みんな
2009.08               20%
2012.12    57%   87%    54%
小選挙区   151    111    65

小選挙区に多い維新の会でも半分しかない。未来が1/3で、みんなは1/4以下である。公明と維新は早くに調整を行っていて、みんなと維新とも調整を行ったようだが時間が限れていたこともあり十分ではなかったようだ。みんなは前回の選挙から準備してきた候補者もあり、選挙区の変更は受け入れ難い話である。みんなの立候補予定者に泣いて貰うにはそれに見合った大義が必要になるのは当然である。橋下の最後はジャンケンで決めれば良いという発言は、橋下が自身の選挙で苦労をしていないから言える言葉ではある。みんなの渡辺は前回の選挙で落選し、四年準備してきた候補や、地方議会で活動するみんなの議員の協力を得ていることといった移れない事情を抱えている。渡辺は世襲議員であるが、自民党を出て苦労もしているのだろうと想像する。栃木で農協にTPP推進を叫べば叩かれよう。それでも勝つから看板は強い。ボンボンは妥協すると思ったが、そこだけは政治家として正しい。全体の論理構成は雑な印象が残るのであるが。話が逸れた。維新とみんなの調整が出来なかったことは公明に有利に働いたであろう。一人の当選者を決める小選挙区制は、つぶし合いがあれば負ける。
維新とみんなは同じ50%台であるが、未来は高い。小選挙区で票を集めたというより、比例で集めきれなかったに近いと思われる。
三党の小選挙区の得票数を示す。

         維新      未来     みんな
2009.08                      615,244
2012.12   6,942,353   2,992,365   2,807,244

選挙区の票数の違いがあるものの、候補者の平均得票数は、維新が 45,976、みんなが 43,188、未来が 26,958と、維新とみんなは同水準だが未来が低い。参考の為に記すと、自民 89,039、公明 98,431、民主 51,511となる。維新、みんなは民主並みとなっている。組織票が期待できないなかでの小選挙区の得票数としては高い。逆に未来は低い。同じ未来でも、小沢一郎は78,057(岩手4区)、亀井静香は91,078(広島6区)と多い。立候補者の数の問題もあり単純比較は無理があるが、未来が急遽対応した様子が窺える数字である。未来の選挙が素人っぽい一方で、小沢や亀井が控えているという図式は、玄人筋を嫌う浮動票の受け皿にはなり難い。民主の一年生議員、所謂小沢ガールズは軒並み落選の憂き目を見たようだが、選挙区帰りを指示して国会より地元での活動を小沢が指示していたという報道があった。それもどうかとは思うが、落ちてしまったのはその程度の選挙区回りであったか、そもそも資質に欠けたのかということになる。国会議員を一回やれば何かに役に立つかもしれない。間違えてしまう人もあるかもしれないが。

小選挙区は二大政党制を目指した(政権交代が含みとしてある)ものであるが、自民も民主も嫌となると投票する政党がない状況が発生してしまう。今回の第三極という名の多数の政党は、三極党という名の政党にまとまっていれば選挙になるが、バラバラであれば戦いようがない。そもそも一緒になれないのは、個人的な感情による問題を横に置いても、思想的にあるいは政策の向かう方向に開きがあり一緒にはなれない政党である。仮に選挙目当てで一緒になっても、一山幾らの政党はすぐに崩れる宿命を負う。維新も石原グループと橋下グループの東西冷戦の火種が見えてきている。
小選挙区と比例を並立させるやり方が民意の反映の点で最適な方法でないような気がする。少数政党の機会を奪わないことが比例の意味であるが、小選挙区に候補者を立てなければ比例の票も知れている。つまり、少数政党は議員が少数のままであり続けることになる。
明日は、選挙についてのまとめとして、どんな制度が良いのかを考えることにする。
実の無い話が長く続く。


甘利明が経産大臣の候補だという。エネルギー政策合同会議で原発の言い訳していた人だ。原発を正しく使う気があるなら、この人選はないだろう。原発を監視に相応しい人選を願いたいものだ。

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