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2012年12月17日 (月)

衆議院選挙の結果-1

今回の衆議院選挙について、11月17日に予想と結果の比較を行う。
結果は下記の通り。

政党  予想  結果    差異
民主  140    57    △83
自民  180   294     114
公明   20    31     11
維新   30    54     24
みんな  30    18     △12
生活   20     9     △11
減税   5     -      △5
共産   10     8     △2
社民   5     2     △3
その他  40     7     △33

生活はその後未来になった。予想の仕方を説明すると、40を基本単位にして、少ない側から、5 , 10 , 20 ,40 ,80 ,120 , 160 , 200 , 240 を適当に充てて、少々の修正を加えるというものである。
小選挙区の立候補予定者も知らないで予想するのだから、当る筈はないというのは言い訳にもならない。幸いにして誰にも迷惑を掛けてはいないのである。

議席数の比較はマスコミがしているが、こっちが気になる向きはその分析を読むのが良いだろう。政党の獲得票数がどうなっているかを調べてみようと思った。上記の予想をする際に、投票率の影響を受ける度合いを調べようとしたが上手くいかなかった。理由は政党が変わることによる。

総務省のホームページで、2000年以降の衆議院選の政党の獲得投票数が掲載されているのでこれを参考にした。開票が済んだので投票分析が公開されていると思ったら、総務省の発表を待たねばならないようなので、比例の各ブロックの得票数を集計して過去のものと比較した。このような事情に依るので、比較は比例のみで、今回のものは発表ではないので参考とする。

比例の議席数は2000年までが200で、2003年から180になっている。各選挙で比例区に候補者を立てている政党の数と、比例区の有効投票数は下記の通り。

第42回 2000.06  9  59,844,601
第43回 2003.11  5  59,102,827
第44回 2005.09  8  67,811,069
第45回 2009.08  9  70,370,255
第46回 2012.12  11  60,179,824

諸派の扱いが難しいが、国政政党でない党以外を諸派として、数に入っていない。今回の選挙では幸福実現党のみが比例区に届け出をしている。議論の対象から外れるので除外した。

2005年と2009年で有効投票数が多いが、他は6,000万票前後である。有権者は1億人と思えばよいから、投票率が60%だと6,000万票、70%だと7,000万票と思えばよい。

■ 衆議院議員選挙(比例)獲得投票数
[1] 自民党と民主党
       自民     民主
2000.06  16,943,425  15,067,990
2003.11  20,660,185  22,095,636
2005.09  25,887,798  21,036,425
2009.08  18,810,217  29,844,799
2012.12  16,624,457   9,628,653

自民党は比例ではそれほど増やしていない。2000年以降で最も少ない。自民が支持された訳ではないことがここで読み取れる。一方、民主は激減している。大敗した2005年の選挙の半分に満たない。政権担当能力がないと厳しい判断をされたと言える。

[2] 公明党と共産党
        公明     共産
2000.06  7,762,032  6,719,016
2003.11  8,733,444  4,586,172
2005.09  8,987,620  4,919,187
2009.08  8,054,007  4,943,886
2012.12  7,116,474  3,689,159

公明党は700万票を獲得している。自民党と1999年に自民党と連立を組んでから選挙協力が行われている。創価学会の強い支援があるのが強みであるが、浮動票の獲得は不得手であるように見える。自民との連携により印象が薄くなっていることが、獲得票数が減ってきている原因であろう。共産党は党員の活動により安定した得票数を確保しているが、近年減少傾向になっている。社会的、経済的の方が適当か、弱者の支持の受け皿になっていないことが予想される。弱者が救済を求めることに絶望して右傾化しているとしたら当然の結果と言えようが、投げやりな態度をとる国民が増えては国の未来は暗い。

[3] 社民党とみんなの党
        社民     みんな
2000.06   5,603,680
2003.11   3,027,390
2005.09   3,719,522
2009.08   3,006,160   3,005,199
2012.12   1,420,790   5,245,586

社民党は退潮している。何の為に存在しているのか、護憲と反原発を柱にしているが、護憲は改憲が流行っている状況では広がりが期待できないし、原発反対はどこもかしこも似た話をしていて差別化できない。何でも反対するのと、福島代表一人が目立つ姿は公党として弱い印象が残る。今回の選挙結果は党の存続の危機と言えよう。みんなの党は前回から確実に票数を伸ばしている。玄人のやり方に見える。改革派の旗が他と区別がつくように動くのは巧妙である。維新との微妙な差を確保している。

維新の会や未来の党の話は長くなったので、明日とする。


議席だけで議論を終わらずに、マスコミはもう少し分析しろよ。

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