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2012年10月 6日 (土)

プロ野球

プロ野球選手で、来季契約しない選手や引退する選手が新聞に掲載される時期になってきた。プロ野球について考えてみる。

高野連の公表している硬式野球部員数は全国で166千人余りである。部員は3学年の総数であるので、1学年の部員数を単純に3で割って、55千人と見積もる。プロ野球に所属する選手は極僅かな例外はあるにしても硬式野球の出身者と考えてよい。
2011年のドラフト会議の指名選手数は、育成枠を除外して72名である。ポジションによる内訳は、
 投手    40
 捕手     6
 内野手  17
 外野手   9
である。
プロ野球の支配下選手は育成枠を別にして、球団あたり最大70名と決められている。外国人の一軍登録選手は4名の制限があるが、支配下選手に対する制限はない。12チームにドラフトを経由した選手が各60名いるとすると総数は720名となる。これに新規に72名が加わる(拒否して入団せずは無視する)とすると、平均して10年で選手が入れ替わることになる。つまりプロ野球選手の選手寿命は10年となる。一般的には9年程度と言われるので合致している。

高校野球の話に戻って、夏の甲子園に出場するチーム数は49校で、登録選手は18人であるので、甲子園に出場する為に球場入りする選手の総数は882人である。これが全部3年生と見積もってしまい、まとめると以下のようになる。

■1学年あたり
高校での硬式野球選手数    55,000
甲子園出場者数            882
プロ野球指名選手            72

プロ野球の通算記録に注目してみる。
2012年9月26日にヤクルトの福地寿樹外野手は通算1000試合出場を達成、457人目の記録であるとのことである。1000試合出場は野手に限られる。通算500本安打は、611人が達成している。いずれも戦前から活動している選手を含む。なお、2リーグ制になったのが1950年である。
投手に注目すると、投手の登板回数で歴代100位が459回(1位は949)で、投球イニングは100位で1800イニングスを超えるので投手の評価は難しい。
1000試合出場は、100試合×10年であるから、平均に比べるとだいぶ高いと考えられる。通算安打500本は50本×10年であるから平均値より高いが、プロ野球で一定の活躍をした選手と判断して良いレベルであろう。611人の達成者を60年で割れば10人となるから、ドラフトの投手以外の32人の内、10人が活躍することになると推定する。(投手が野手に転向するのは無視する)

ドラフト指名野手      32
活躍する選手(予想)   10

高校野球で真剣に甲子園を目指すレベルは野球中心の生活であるのが普通のようであり、その中で実際に出場を獲得するのは実力以外に運も必要なことだろう。高い身体能力を有し、技術的にも長けている選手であろう。その集団は周囲からすれば、十年に一人の逸材と呼ばれる選手であるのに、そんな選手が沢山いるのでその一割に満たない程度の選手がプロ野球の指名に与る。そうやって入団しても、ケガや選手間の競争により活躍しないで退団を余儀なくされる選手がいて、一定の活躍をするのは1/3程度に留まる。
投手については適当な指標がなく判断できなかったが、肘や肩のケガが選手生命を左右することからすると、平均的には野手より寿命が短いことが予想される。
まとめると、プロ野球に進むだけでもすごいことである。活躍すれば大変な話である。挫折して、新聞の社会面に載るような選手が出ることに、プロ野球機構はもう少し手当できないかと感じる。

なお、高校のサッカーの登録者数は野球とほぼ同じである。近年、運動能力が高い子供が野球よりサッカーに向けうという話があるので、十年したら様子が変わるかもしれない。Jリーグとの比較では、40チームと数が多いが、プロA契約が25名までと制限される。都合、最大1000名となる。Jリーグは新人年報が700万円までと制限されるので、プロ野球ほどの入団時のうまみはない。サッカーに向かうのは世界大会の興奮によるものなのだろうか。

日本人は日の丸に弱い。あの旗が振られれば、知らない競技でも応援する。

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