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2012年10月18日 (木)

週刊朝日:橋下市長記事

週刊朝日は特集「ハシシタ 奴の本性」を掲載した。この記事では、橋下(ハシモト)氏の名前を「ハシシタ」と呼んでおり、「ひり出した汚物」「正視できない」「市議員、府議員含めて社会のクズ」「部落などと記述している。佐野眞一氏による連載であり、共同取材は今西憲之氏、村岡正浩氏とのことである。

佐野眞一 :1947年生まれ。ノンフィクション作家、ジャーナリスト。
今西憲之 :1966年生まれ。大阪を中心に活動するジャーナリスト。
村岡正浩は不明。

橋下徹大阪市長は17日、「週刊朝日」が自身の出自に関する記事を掲載したことを「血脈主義、身分制に通じる極めて恐ろしい考え方だ」と批判し、今後は朝日新聞と朝日放送の記者の質問に答えない意向を示した。

基本となる考え方を記す。批評の対象となる本人に対して、悪いことは本人の責任に帰結できることで貶す、良いことは親や親族、先祖の責任にして良い。本人の責任に帰結できることは、本人が決定したこと、学歴や就職先、本人自身が行った決定などである。帰結できないものは、性別、年齢、国籍、出身地、親の職業がある。結婚しているかは前者に近いが、子供がいるかは後者に近い。事情を考慮する必要はある微妙な問題になる。褒めると貶すの距離はかなり近いのが普通なので、帰結できない内容については事実関係を示す以上のことを書かないのが普通になっている。しかし、年齢や性別は基本情報として欲しいし、出身が雪深い国か南国かは背景を想像する情報になる。情報は提示しても、それが故にとする論理展開は否定されなければならない。

橋下市長は今回の報道に強く抗議し、朝日新聞の取材に答えないとした。週刊朝日は朝日新聞の100%出資の子会社であるが、編集に関して直接的に指図する立場にないだろうことが予想され、市長の会見では他の報道機関の記者より、週刊朝日と話し合うのが良いだろうという提案もあったようだが、市長は拒否した。

この態度は正しい。親が悪いからお前がこの程度と言われたら、撤回を求め抗議しなければならない。今日、そんな色々なことまで相続はしない。一般的な意味でも、この報道では同和問題に関係する話があり、報道姿勢に問題があると言われて仕方ない話だと考える。

橋下市長の好物はメディアに取り上げられることである。最近、日本維新の会への注目度が下がり、支持率の伸び悩みを感じているようだ。本人の女性スキャンダルは、女性が不支持に回る可能性が高く困るが、今回の基本的人権に関する話であれば攻撃できるし、注目度も上がる。市長の出自に関する報道は一年前にもあった話で新しくもない。総合的に見て、日本維新の会への影響は無いとみて良かろう。

いくら人権派から遠いといっても、基本的人権は守られねばならない。人権派と称してよさそうな朝日新聞グループの週刊誌で出自を責める報道とはどうしたことだろう。橋下市長はそこまでして叩く存在ではないと思う。橋下が衆議院に立候補しても政党は一時のブームで終わるだろう。橋下は優秀であっても、政党は継続性がなければ仕事にならない。小さく叩くことのほうに効果があるのだが。なんといってもメディアに取り上げられない攻撃を嫌うのだから。


週刊文春の宗教団体からの裏献金疑惑を訴えるそうだ。注目されると嬉しかろう。

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