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2012年10月30日 (火)

プロ野球:統一級 -2

統一球は飛ばないということだが、どうやらそれだけではないようなので投手側の成績を年度ごとに比較した。

2011年から統一球が導入されて本塁打が減少している。2009,2010年と2011,2012年を比較すると本塁打は約半分になっている。試合あたりの本塁打で計算すると、0.9本が0.5本になっている。この結果として防御率は少なくとも0.4下がると予想される。2005年から2012年までのプロ野球の投手成績の合計を示す。

年   防御率 完投 完封勝  四球  死球 三振  暴投
2005  4.09  179  119   4,850  630 11,721  489
2006  3.64  189  126   4,530  598 11,506  466
2007  3.71  129  122   4,737  698 11,591  475
2008  3.82  129  106   4,714  694 11,548  507
2009  3.76  172  112   5,021  695 11,897  507
2010  4.03  130  126   5,108  729 11,904  542
2011  3.00  168  196   4,264  678 11,518  411
2012  2.95  131  185   4,677  596 10,775  441

2009,2010年と2011,2012年を比較すると、0.9減少している。

統一球の導入時に、ストライクゾーンの拡大が行われた。セパの判定の統一を主旨とするもののようだが、結果は拡大になっているようだ。上記のデータ比較で、完封勝利数が1.6倍に増えている。四球が0.9倍に減っている。という結果がそれを示していると考える。
ストライクゾーンの拡大効果には、試合時間の短縮も考慮されているようだ。2009年からの平均試合時間を示す。九回終了の試合の平均と、カッコ内に全試合の平均を示す。

 年   時間
2009 3:08 (3:13)
2010 3:13 (3:18)
2011 3:06 (3:08)
2012 3:08 (3:10)

試合時間はそれほど短くはなっていないようである。1991年以降の記録があるが、1991年の記録が、3:11 (3:15) となっていて以降1995年のみ九回終了が三時間を切ったが(2:59)、他は三時間を超えている。試合時間の短縮は1970年代から話題になっていて、小学生がナイター観戦に行くと帰宅が十時以降になるといったことがテーマになっていた。つまり、1970年代から子供の観戦者拡大に問題意識があったのである。18時開始のゲームであると終了は21時半近くになり、球場から自宅まで一時間掛るとすると少々遅いとなる。会社勤めでも早い時間の終了ではない。近年の省エネ要請を考えると試合時間の短縮は重要になっているが、選手は良いプレーを観に来ているの認識なのかもしれない。
球場が駅に近くても電車も混むし、試合中の応援のうるささも、贔屓の引き倒しのようなファンもいるし、といって足が遠のくというファンもいると想像する。熱心なファンはケーブルテレビの契約をするだろうが、地上波で観る層は薄くなってきているような気がする。視聴率がそれを示しているのだろうが。


興業を軽視した影響はボディーに響く。

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