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2012年9月26日 (水)

自民党総裁選

2009年の自民党総裁選には谷垣禎一、河野太郎、西村康稔が立候補した。野党になって苦労ばかり多くて、負けた選挙の後始末をするのは嫌だが、若手に勝手にされるのは許し難いので、谷垣が落としどころであった。この論理は古いタイプの政治家におおいようだ。目的達成の為に、若手に支持の多い河野の邪魔をする為に、同じ若手の西村が立候補して、その思惑通りになり、谷垣が当選した。

今度の自民党総裁選は、将来の首相になる可能性が人を選ぶものである。しかし、2012年の総裁選には上記三名は立候補していない。谷垣は立候補を断念せざるを得ない状況になったようだし、河野は推薦人を確保できなかった。西村は安倍の側近だそうだから、そもそも立候補する必要は無い。前回の立候補の意図を世に示している。今回立候補者は、石破茂、安倍晋三、石原伸晃、町村信孝、林芳正の五名であり、過半数に達するものはなく、石破と安倍の決選投票となり安倍が選ばれた。2009年の選挙時点では、石破は推薦人が確保できず、安倍は病気療養中、町村は地方区で落選して比例復活当選で批判の矢面にあり、林は参議院に二期目で立候補するような立場になかった。(これは今回も同様だが)石原は2008年の選挙には立候補したが、2009年は谷垣の推薦人になった。

古い日本の風土を感じさせる保守政党においては、苦労した人に相応の褒美を与えるべしとする美風があると思っていた。しかし、谷垣を降ろし石原が立ち、決選投票に残れず負けた。負け方も無残で、地方票が入らず国会議員票で一位になったが三位に終わった。不適切な発言(サティアンと言ったら受けると思ったのか。なかなかのセンスである)も問題になったのだろうが、明智光秀と呼ばれては苦しい。

自民党の党員党友は野党転落前から続けている人が多い(野党になったらずいぶん減ったと聞く)だろうから、保守性の強い人が多いと想像する。その人達の感性と、自民党国会議員の感性さえも乖離が激しいことが見えてくる。前回の衆議院選で嫌われた理由は、旧態依然した派閥と、財界を優先した態度、既得権を重視して変化を嫌うことであったと思う。今回の選挙行動は、負ける以前と自民党は変わっていないことを世に示したといえる。しかも、衆議院選挙は党員のように保守層のみを相手にしては勝てない。

谷垣では戦えないと感じていたようだが、谷垣でもそこそこ戦えたものを、選挙行動を見た有権者は自民に向きたくなくなるのではないだろうか。国が国民がと言いながら、自分の利益を優先する気持ちが透けて見えるところがさもしい。

今頃になって、谷垣は良かったというテレビのコメンテータがいる。何かの予防線なのだろうか。

それにつけても、議員は選挙が大好きだ。

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